磯部神社
磯部神社(いそべじんじゃ)
鎮座地 | 下磯部甲137番地 |
主祭神 | 健御名方命 |
創建 | 慶長元年(1596) |
祭典日 | 春祭 3月27日 秋祭 10月15日 |
芸能 | 特になし。 |
由緒 | 当社は、往古に鷺宮村より遷座したと伝わる上諏訪社で、更にここから元禄年間、字馬場に下諏訪社を分祠した。隣接の佐々木盛綱祈願所とする普門寺も、鷺宮村字文殊寺より移転したとの伝えを有する。 社殿は、碓氷川を背に鎮座し、境内には末社愛宕、八坂、大国、八幡、疱瘡、産泰、菅原、絹笠、青麻、三峯、榛名、琴平、秋葉社他の三十数社の石宮が林立する。また、文政一○年(一八二七)石龍斎守典筆なる「伊勢の海」が描かれた伊勢両宮并津島、太々御神楽執行の奉納額を社蔵し、当地方の伊勢参宮の様子が窺われる。他に天保七年(一八三六)小見貞邦門人、大塚弥三郎敬則、萩原為五郎吉重、堀口東作佳海、茂木友五郎征幸、同長吉住久の奉納算額などがある。 明治一四年(一八八一)下磯部字馬場「諏訪社」末社五社、同字水口久保「稲荷社」末社神明宮、大竹村字西前「八幡宮」末社四社、同字天神前「菅原社」末社二社、同「神明宮」、東上磯部字神明「神明宮」末社一一社が合祀され「礒部神社」と社号を改称した。前掲の神明宮跡地には、日本武尊が東征の折行在し、冠を掛けた「冠石」、御腰を掛けた「腰掛石」や市指定天然記念物の御神木「ヒイラギ」があり、今も神明地区の氏子により行事が行われている。又享保八年(一七二三)灯籠は、ここに寄寓した大野九郎兵衛と目される「林氏信親」奉納の物である。 |